2021年2月12日放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、中小企業が技術を結集して作った独楽で戦う「コマ大戦」についてピックアップされます!
「コマ大戦」の正式名称は「全日本製造業コマ大戦」と言いますが、その名の通り全国から4000組みものチーム参加します!
2012年から開催されており、まずは全国5ヶ所(東日本、南関東、中日本、近畿、西日本)にて予選が開かれ、その後本戦(G1)で優勝が争われます!
そんな「コマ大戦」で悪役と名高いのがチームカジミツなのですが、一体どんな会社なのでしょうか?またなぜ悪役とされているのか?
気になる方は一緒に見ていきましょう!
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カジミツとは?
社名:有限会社カジミツ
代表:松宮政美さん
住所:〒475-0808 愛知県半田市川田町169-2
TEL:0569-22-3190
FAX:0569-47-5451
創業:1975年
事業内容:建築用機械部品切削加工/メッキ用金札製造販売/鉄工芸/特殊独楽
主要取引先:
【部品加工部門】株式会社興和工業(メッキ等)・奥野工業所株式会社(油圧シリンダーメーカー)・その他
【金札・金え符部門】株式会社角藤・綿半テクノス株式会社 その他400社以上
元々は鉄工所?
1975年に創業された現有現会社カジミツは、元々鍛冶満鉄工所として創業され機械部品加工をされていました!
その後、2003年にメッキ用金札開発・製造・販売を始め、2012年に各部門を統合し有限会社カジミツとなりました!
金え符とは?
カジミツさんが作る製品に「金え符」というものがあります!
出典:http://kajimitsu.com/metaltags/
筆者自身も金え符というものを初めて知ったのですが、カジミツさんのホームページに以下のような記載がありました!
土木建築用鉄骨及び橋梁などを防錆の為に溶解亜鉛メッキをする場合、その表面にチョーク・白マジック等で識別番号(タグマーク)を鉄骨に書きます。しかし、チョークや白マジックで書いた識別番号は溶解亜鉛メッキの処理で消えてしまい、もう一度すべての鉄骨の寸法を確認し識別番号を書く必要が発生していました。そこで、誕生したモノが金え符 ( かなえふ ) です。
金え符を付ける事によって、鉄骨にチョークや白マジック等で識別番号を書く必要がなくなり、更には溶解亜鉛メッキ後に識別番号が消えないので処理後の寸法確認が不要になります。また、カジミツの金え符 ( 金札 – 識別タグ – 識別札 – メッキ札 ) は、他社のメッキ札とは違い、見やすさと使いやすさを徹底的に追及しました。
要するに建設現場で使う鉄骨などの識別タグとして使用されるのが金え符というわけですね!確かに現場の方からしたら、鉄筋にも種類は多くあると思いますのでタグが付いていると分かりやすいですよね!
不具合を防げるだけでなく、作業も効率化できそうです!
しかも他社製品と比べるとカジミツさんの金え符の凄さが分かります!
出典:http://kajimitsu.com/metaltags/
他社のものが不鮮明なのに比べ、カジミツさんのものはハッキリと文字が読め撮れますよね!
コマ大戦で優勝した独楽が反則級?
そしてコマ大戦でカジミツさんが「悪役」とされている理由ですが、それは反則ギリギリの独楽を作ってくるからでした!
なんと運営側もカジミツさんのおかげでルールを4回ほど変更せざる得なかったんだとか、、、
まず最初に注目された独楽は、回転中に巨大な羽を広げるこちらの独楽です!
出典:https://www.komataisen.com/規約/殿堂入りのコマ達/殿堂入りの最恐コマno-3-風林火山/
その名も「風林火山」!笑
当時のルールは「直径20mm以下の独楽であること」だけだったため、羽を閉じている風林火山はルール上問題はありませんでした。
しかし回転中に直径は20mmを遥かに超えています!地方大会で審議の対象になったそうですが、そのまま地方大会に優勝しG1進出を果たしています!
しかも風林火山は大会の最恐コマへ殿堂入りしています!笑
そして2つ目がこちらの天下布武という独楽です!
出典:https://www.komataisen.com/規約/殿堂入りのコマ達/殿堂入りの最恐コマno-4-天下布武/
こちら何が反則級かというと、電動で回り続けるというもはや独楽なのか?と思うような性能です!これもルール上は問題なく、なんとG1世界大会で優勝してしまったのです!
そして運営側もこれを機に電動コマを禁止しました笑
この天下布武も最恐コマに殿堂入りしています!笑
そして3つ目が2017年のG1優勝コマとなった参位壱躰という独楽です!
出典:https://www.komataisen.com/規約/殿堂入りのコマ達/殿堂入りの最恐コマno-7-参位壱躰/
この独楽は、回転する中心部分と外側の部分が分かれた二層構造になっており、先端が極限まで細く削られています!
そして釣りのリールなどにも用いられるベアリングが内蔵されており、軸を事前にフル回転させておけば2分間も回り続けるという性能を持っています笑
この耐久型の戦法でまたもや優勝されています!
しかし会場からはブーイングの嵐だったそうです、、、笑
そしてこの独楽ももちろん最恐コマに殿堂入りしています!
どの独楽も反則ギリギリですが、発想は素晴らしいと思います!誰も思いつかなかったことを独楽に反映させ優勝を狙う。アイデアマンですね!
独創的な独楽が話題?
コマ大戦に何度も出場しているカジミツさんですが、事業内容にもあるように特殊独楽の製作もしています!
その形状から一見独楽であることは分からないところやネーミングが面白いですよね!
「嘆きの塔」
「ぶっ飛ばし君ターボ」
「ブラックモンスター2号」
「ごん吉くんハイブリット」
「最強の鉾」
「最強の盾」
出典:http://kajimitsu.com/spinatop/
まとめ
皆さんも一度は遊んだことのある日本の伝統的な玩具ですが、今は世界大会も開かれるほど有美恵になりました!そして独楽の進化もすごいですね!笑
カジミツさんは本当に独創的なアイデアをお持ちで、これからも面白い独楽をたくさん作ってくれそうですね!
今のご時世ではコマ大戦を開くことは難しいですが、引き続き独楽開発も頑張ってほしいですね!